今週の一冊:リモートラブホール
作者:だるま、Kestrel orc 他
在宅勤務という名の密室、その先に広がる誘惑
画面越しの会議が終わった後、静まり返った自室で何が起きているのか。「リモートラブホール」は、テレワーク時代特有の「見えない時間」に着目した設定が秀逸な一冊です。誰もが経験しうる日常のワンシーンを、少しだけ危うい方向へ転がしていく構成に、思わず引き込まれてしまいます。
作品の深掘り
だるま氏とKestrel orc氏という異色のタッグが手掛ける本作は、リモートワークというテレワーク漫画おすすめジャンルの中でも独自の立ち位置を確立しています。画面共有中のカメラ越しのやり取りや、ちょっとした気の緩みから始まる関係性の変化が、コマ運びの巧みさによって説得力を持って描かれているのが印象的です。作画は線の柔らかさと表情の描写力が高く、キャラクターの心理的な揺れが丁寧に伝わってきます。同じくフルカラーで人妻や熟女の日常に潜む艶を描いた「バ先のパート主婦」や、常識が崩れていく妄想的な展開が魅力の「もしも、一般常識がエッチな妄想みたいになって」と読み比べると、それぞれの作家性の違いが浮き立ち、より深く作品を味わえるはずです。
見どころ3選
- リモート会議という現代的な舞台設定が生む独特の緊張感と親近感
- 表情の変化を丁寧に描き込んだ、感情の揺れを可視化する作画力
- フルカラーならではの色彩表現による質感と空気感の演出
こんな人におすすめ
在宅勤務中の非日常的なシチュエーションに惹かれる方や、キャラクターの内面描写を重視した大人向けコミックを探している方に特におすすめです。テレワークという共感しやすい設定から入り込みたい30代以上の読者にも満足度の高い一冊と言えるでしょう。
執筆:V-Library30 編集部
30代男性の限られた夜を、最高の一本で彩るためのアーカイブ。
★ 4.70(レビュー10件)


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